サッカーには様々なポジションが有り、それぞれのポジションに役割が存在します。
ポジションの役割を、この記事で理解して頂ければサッカーの楽しさが倍増して行くと思います。
サッカーを子供に今から習わせる保護者の方々、現在サッカーを子供に習わせている保護者の方々にサッカーの各ポジションに必要な事、適正性格も付け加えながら解説します。
・GK(ゴールキーパー)
・DF(ディフェンダー)
・MF(ミッドフィルダ)
・FW(フォワード)
- 止める(トラップ)
- 蹴る(パス・シュート)
- 運ぶ(ドリブル)
少年サッカーはなぜ8人制なのか?
現在、少年サッカーは8人制で試合が行われ、テレビで放送されている日本代表やJリーグなどの11人制サッカーとプレイヤーの人数が変わっていて、コートのサイズも大人のコート約半分になっています。
なんで11人じゃなく少年サッカーは8人制なの?
子供たちの育成を促す為ですよ
コートの広さも違うの?
違います。
子供は推薦が縦68m×横50m
大人は推薦縦105m×横68m
になります。
8人制でコートも小さくなる事により、子供がボールに関わる時間が増え、プレー回数を増やす事により、子供の成長を促す目的とされています。
ボールにタッチ回数が増える
11人から、8人に人数が減ると1人、1人のボールに触る回数が増える事により、子供たちの技術が向上させる事が目的とされています。
プレーに関わる時間が増える
人数が減る事で、ボールを持っていない時でも間接的にプレーに関わる時間が増える。
8人制は人数が少ない為、攻守共にプレイヤー全員が関わる事が重要。
ゴール前のプレーが増える
コートが狭い為ゴールが近いので攻撃面でのシュートチャンスが増え、守備ではゴール前での守備の機会が増えるので守備の質を向上させる事に繋がる。
GK(ゴールキーパー)
ゴールキーパーとは、自分のチームの最後尾でゴールを死守するポジションです。
フィールドのポジションの中で唯一手でボールを手で扱える事が許されている選手になります。
フィールドの中で、1番コート全体が見えるポジションになるので、味方へのコーチングしやすい。
体を張ってゴールを守るのが第1になりますが、現代サッカーでは、ゴールキーパーは攻撃への第1歩として考えられるようになりました。
攻撃への第1歩として、ボールをサイドに展開したり、大きくロングフィードしたりと多様な役割を求められるようになり、判断力、足元の基礎技術も高い能力が必要とされます。
味方のDF(ディフェンダー)からパスを受け、相手チームのFW(フォワード)を引き付ける事も任されるようになりました。
昔とは違い、手が使えるだけではゴールキーパーを任せられなくなっています。
ゴールキーパーは技術面ではなく、精神的にも強くなければ努めれないポジションです。
なぜなら、大量に失点した時も心折れる事無く、試合を続けなければなりません。
ゴールキーパーは、なかなか相手チームのゴール近くで、シュートしたりする機会はありませんよね?
負けていても、自分がゴールを狙いに行くことはできず、味方にゴールを奪って貰えるように任せるしかありません。
ゴールキーパーに向いている性格と言うなら、自分1人でも戦える、我慢強い子供が向いています。
我慢する事が多いポジションになります。
・我慢強い心
・判断力
・足元の技術
・瞬発力
・集中力
DF(ディフェンダー)
ディフェンダーにはいくつかの種類に分けられているポジションです。
いくつかのポジションに分けられてはいますが、ディフェンダーとは第1に自分のゴールを守る事は統一されています。
ディフェンダーは相手チームの攻撃を守り、ボールを奪い、攻撃へ繋げる役割です。
ディフェンダーはマークを把握し、常に相手の動きを見ながら自分のゴールを守ります。
その為、1対1の強さ、当たり負けしない強さが必要です。
守備する事が多いので、試合終了まで集中力が必要で、精神的に強くなければ最後まで自分のゴールを守る事が出来ません。
ゴールキーパーと同じで、ディフェンダーは守る事がメインになる為、我慢強い子供が向いています。
センターバック(中央)
ディフェンダーの中で、フィールド中央のゴールキーパーの前でゴールを守るポジションです。
センターバックは相手フォワードを抑える事をメインに守備をするディフェンダーになります。
相手フォワードをマークしながら、味方のカバーリングをしたりと、危険察知能力の高さが求められるポジションです。
冷静さ、ヘディングの強さ、体の強さ、判断力が必要になります。
サイドバック(左右)
ディフェンダーの中でフィールドのサイドで守備を守るポジションです。
サイドバックは守備は勿論ですが、タイミングによっては攻撃参加を求められるポジションになります。
1対1でのマークであったり、センターバックのカバーリングをしたり、味方の前の選手をカバーしたりと、行動範囲の多いポジションで、運動量、スピード、判断力が問われます。
現代サッカーでは、サイドバックが勝敗のキーマンと呼ばれるようになりました。
フィールドの端から端まで行ったり来たりできるポジションなので、性格的にじっとしてられない子供が向いています。
・我慢強さ
・体の強さ
・運動量
・スピード
・危険察知能力(危険予測)
MF(ミッドフィルダー)
ミッドフィルダーとは、チーム全体を支え、攻撃、守備の両方を行うポジションになります。
ディフェンスとフォワードの間で攻守共に、ボールを繋いで行く役割。
ミッドフィルダーがボールを保持できないと、相手チームに攻め込まれる流れになり易い。
逆にミッドフィルダーがボールを保持する時間が長いと、相手チームに攻め込む時間が多くなります。
ミッドフィルダーに向いている性格は、センターハーフのポジションは冷静で、思いやりの有る子供、サイドハーフのポジションはじっとしていられない子供が向いています。
センターハーフ
フィールド全体にボールを分配し、時には自らゴールを狙いに行けるポジション。
どこでもパスを自在に出す事ができ、ゴールを狙いに行く事もでき、チームがピンチな時は守備を行う。
運動量が多く、判断が最も重視されるので頭の賢さも必要になり、クールでなければなりません。
ここに置かれるポジションの選手はチームの心臓になり、ゲームをコントロールする事を求められます。
ゲームをコントロールするには、高い基礎技術、視野の広さ、判断力が必要となります。
少年サッカーで上手いと言われる子供は、このポジションに置かれる事が多いです。
サイドハーフ
サイドハーフは、中盤の左右に位置し、攻撃、守備を両立し、サイドバックと似たポジション。
サイドバックより、攻撃を重視し、守備では、逆サイドを攻め込まれてた時に、サイドバックのポジション位置までカバーをする事も有ります。
その為、足の速い選手、運動量がある選手が配置されることが多いです。
攻撃ではサイドから相手チームを崩し、ゴール前の味方にクロスボールを出したり、自らゴールを狙えるポジションなので、ドリブル、パス、シュートの技術が必要になります。
サイドハーフはあまり重視されないチームも有り、3-2-2のフォーメーションを使用される場合はサイドハーフのポジションが無くなってしまう為、サイドハーフしかできない子供は試合に出れない可能性が有ります。
・視野の広さ
・高い基礎技術
・運動量
・スピード
・判断力
FW(フォワード)
フォワードとは、チームの1番前の位置に立ち、攻撃重視で得点を狙うポジション。
得点を取る事が求められるポジションなので、シュート技術の高さ、スピード、ドリブル技術が必要になります。
現代サッカーでは、前線からの守備が求められるようになって来た為、最前線からの守備をする事もフォワードには必要になりました。
フォワードが得点する事で、チームの勝敗が決まる事が有る為、ゴール前の冷静さ、ゴール前でも負けない体の強さも必要になるので、フォワードは、貪欲な子供、精神力(メンタル)の強い子供が向いています。
・精神力(メンタル)
・キックの精度
・体の強さ
・DFの裏を取る動き
・瞬発力
まとめ
各ポジションにはそれぞれの役割が存在しますが、少年サッカーでは、1つのポジションにこだわるより、全てのポジションを経験する事が大切です。
『点数入れたいからフォワードしかしない』『ドリブルしたいからサイドがいい』などの子供の声を聞いたりします。
しかし、色んなポジションを経験する事により、他のポジションの人の気持ちや、動き方などの理解力が高まります。
理解力が高まる事により、ボールの出し方、貰い方、守備へのカバーなどが出来るようになったりとレベルが上がる事に繋がっていきます。
その為、少年サッカーの間は、ポジションにこだわらず、色々なポジションを経験する事が理想的です。
初心者むけ サッカーのポジションとは?
ポジションの役割とは?
子供や保護者の為に基本知識を解説して行きました。
少しでもサッカーの保護者の方々のお助けになれたらと思います。
最後まで購読して頂き、ありがとうございました。